2026年版・3-7

化学計算(反応式等)の一問一答

危険物乙4「基礎的な物理学及び基礎的な化学」から、化学計算(反応式等)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全400問) 基礎的な物理学及び基礎的な化学の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-7

【化学反応式の係数(メタン)】<br>メタン(CH4)の完全燃焼を表す次の化学反応式の係数 a、b、c の組み合わせとして正しいものはどれか。<br> CH4 + aO2 → bCO2 + cH2O

  • a=1, b=1, c=2
  • a=2, b=1, c=2
  • a=2, b=2, c=1
  • a=3, b=1, c=2
答えと解説を見る
正解 a=2, b=1, c=2
解説
左右の原子の数を合わせます。
1. 左辺のCは1個なので、右辺のCO2も1個(b=1)。これにより右辺のC=1。
2. 左辺のHは4個なので、右辺のH2Oは2個(c=2)。これで右辺のH=4。
3. 右辺のOは、CO2に2個、H2O(×2)に2個、合計4個。したがって左辺のO2は2個(a=2)必要です。
完成式:CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
問23-7

【化学反応式の係数(プロパン)】<br>プロパン(C3H8)が完全燃焼したときの化学反応式について、プロパン1分子を燃焼させるために必要な酸素(O2)分子の数はいくつか。

  • 3 個
  • 4 個
  • 5 個
  • 6 個
答えと解説を見る
正解 5 個
解説
プロパンの完全燃焼式を作ります。
C3H8 + aO2 → bCO2 + cH2O
1. Cが3個なので、CO2は3個(b=3)。
2. Hが8個なので、H2Oは4個(c=4)。
3. 右辺の酸素原子(O)の合計は、(3×2)+(4×1) = 10個。
4. したがって左辺のO2分子は、10 ÷ 2 = 5個(a=5)必要です。
完成式:C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O
問33-7

【必要酸素体積の計算】<br>標準状態において、10 L のプロパンガス(C3H8)を完全燃焼させるために必要な純粋な酸素ガス(O2)の体積はいくらか。

  • 10 L
  • 30 L
  • 40 L
  • 50 L
答えと解説を見る
正解 50 L
解説
気体の反応において、化学反応式の「係数の比」は、そのまま「体積の比」になります。
プロパンの反応式:1 C3H8 + 5 O2 → 3 CO2 + 4 H2O
係数を見ると、プロパン「1」に対して酸素は「5」必要です。
したがって、プロパンが 10 L あれば、酸素はその5倍の 50 L 必要になります。
非常に強力な爆発には、大量の酸素が必要であることがわかります。
問43-7

【必要空気量の計算】<br>10 L のプロパンガスを完全燃焼させるために必要な「空気」の体積はおよそいくらか。ただし、空気中の酸素の体積割合を 20% とし、プロパン燃焼に必要な純酸素は 50 L であるとする。

  • 50 L
  • 100 L
  • 250 L
  • 500 L
答えと解説を見る
正解 250 L
解説
乙4の計算問題で最も差がつく応用問題です。
必要な純粋な酸素(O2)は 50L と分かっています。しかし、周囲にあるのは純酸素ではなく、酸素が20%(5分の1)しか含まれていない「空気」です。
空気を x L とすると、その20%が酸素50L分になればよいので、
x × 0.20 = 50
x = 50 ÷ 0.20 = 250 L。
燃焼には、燃料の何十倍もの大量の空気が必要になるということです。
問53-7

【モル(mol)の計算】<br>二酸化炭素(CO2)が 88 g ある。これは何 mol(モル)か。ただし、原子量は C=12、O=16 とする。

  • 0.5 mol
  • 1.0 mol
  • 2.0 mol
  • 4.0 mol
答えと解説を見る
正解 2.0 mol
解説
まず、CO2の分子量を計算します。
分子量 = C(12) + O(16)×2 = 12 + 32 = 44。
分子量が44ということは、CO2は「1 mol あたり 44 g」であるという意味です。
いま手元に 88 g あるので、
モル数 = 質量(88g) ÷ 分子量(44g/mol) = 2.0 mol となります。
問63-7

【pHの基礎計算】<br>ある水溶液の水素イオン濃度 [H+] が 1.0 × 10^-3 mol/L であった。この水溶液のpH(水素イオン指数)はいくらか。また、液性は何か。

  • pH = 3 であり、酸性であるとされる
  • pH = 3 であり、アルカリ性である
  • pH = 11 であり、アルカリ性である
  • pH = 10^-3 であり、中性である
答えと解説を見る
正解 pH = 3 であり、酸性であるとされる
解説
pHは水素イオン濃度 [H+] を用いて、10のマイナス何乗か(指数部分の絶対値)で表します。
[H+] = 10^-3 であれば、pH = 3 となります。
pHのスケールは以下の通りです。
・pH = 7 : 中性
・pH < 7 : 酸性(数字が小さいほど強い酸)
・pH > 7 : アルカリ性
pH=3 は中性より小さいため「酸性(塩酸などに近い)」と分かります。
問73-7

【希釈によるpH変化】<br>pH = 2 の塩酸(強酸)を純水で 100倍 に薄めた(希釈した)。希釈後の水溶液の pH はおよそいくらになるか。

  • pH = 0
  • pH = 2 (変わらない)
  • pH = 4
  • pH = 100
答えと解説を見る
正解 pH = 4
解説
pH=2 ということは、水素イオン濃度が 10^-2(1/100)mol/L という意味です。
これを水で 100倍(10^2倍)に薄めると、濃度はさらに1/100に薄まります。
10^-2 × (1/100) = 10^-4 mol/L となります。
したがって、新しいpHは 4 となります。
※10倍薄めるとpHは1つ中性(7)に近づき、100倍薄めるとpHは2つ中性(7)に近づく、と覚えておくと計算不要で解けます。
問83-7

【中和反応の計算】<br>水酸化ナトリウム(NaOH)と塩酸(HCl)の中和反応式は「NaOH + HCl → NaCl + H2O」である。0.1 mol のNaOHを完全に中和するために必要なHClは何molか。

  • 0.05 mol
  • 0.1 mol
  • 0.2 mol
  • 1.0 mol
答えと解説を見る
正解 0.1 mol
解説
化学反応式「1 NaOH + 1 HCl → 1 NaCl + 1 H2O」の係数を見ます。NaOHとHClの係数は 1:1 です。
つまり、NaOH分子1つを中和するには、HCl分子がぴったり1つ必要です。
したがって、0.1 mol の塩基(NaOH)を完全に打ち消すには、同じ 0.1 mol の酸(HCl)が必要となります。
問93-7

【酸化数の計算】<br>二酸化硫黄(SO2)における硫黄(S)の酸化数はいくつか。ただし、酸素(O)の酸化数は原則として -2 とし、化合物全体の酸化数の合計は 0 になるものとする。

  • -2
  • 0
  • +2
  • +4
答えと解説を見る
正解 +4
解説
酸化数とは「酸素とどれくらい結びついているか(電子を奪われているか)」の度合いを示す数値です。
ルールとして、Oの酸化数は「-2」です。SO2にはOが2つあるので、O部分の合計は -2 × 2 = -4 になります。
分子全体(SO2)の酸化数はゼロ(プラマイゼロ)にならなければいけないため、
Sの酸化数 + (-4) = 0
Sの酸化数 = +4 となります。
問103-7

【モルと体積の総合計算】<br>標準状態(0℃、1気圧)において、5.6 L のメタンガス(CH4)がある。このメタンガスの質量は何 g か。ただし、C=12、H=1とし、標準状態の気体1molの体積は 22.4 L とする。

  • 4 g
  • 8 g
  • 16 g
  • 22.4 g
答えと解説を見る
正解 4 g
解説
体積 → モル → 質量 の2段階で計算する総合問題です。
1. 体積からモルを出す:22.4 L で 1 mol ですから、5.6 L は
5.6 ÷ 22.4 = 0.25 mol(1/4モル)です。
2. メタンの分子量を出す:C(12) + H(1)×4 = 16。
つまり、1 mol なら 16 g という意味です。
3. 質量を出す:0.25 mol なので、
16 g/mol × 0.25 mol = 4 g となります。
危険物乙4の問題を続けて解く(全400問) 基礎的な物理学及び基礎的な化学の一問一答

同じ章の他のテーマもどうぞ。