2026年版・2-5

給油取扱所の基準の一問一答

危険物乙4「危険物に関する法令②」から、給油取扱所の基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-5

給油取扱所に設けなければならない「給油空地」の基準として、正しいものはどれか。

  • 間口10メートル以上、奥行6メートル以上の空地とする
  • 間口6メートル以上、奥行10メートル以上の空地とする
  • 間口15メートル以上、奥行10メートル以上の空地とする
  • 間口8メートル以上、奥行8メートル以上の空地とする
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正解 間口10メートル以上、奥行6メートル以上の空地とする
解説
危険物の規制に関する政令第17条により、給油取扱所には、固定給油設備のホース機器の周囲に、自動車等に直接給油し、給油を受ける自動車等が出入りするための間口10メートル以上、奥行6メートル以上の空地(給油空地)を保有しなければなりません。自動車が安全に出入りし、給油作業を行うための余裕を確保する趣旨です。

【試験の罠】間口と奥行の数値を入れ替えた選択肢が必ず出ます。道路に面する幅が「間口10メートル」、奥へ入る深さが「奥行6メートル」と、間口の方が大きいと覚えておきましょう。
問22-5

給油空地の構造に関する基準として、誤っているものはどれか。

  • 漏れた危険物が浸透しないよう、舗装を施す必要がある
  • 漏れた危険物等が滞留しないよう、適当な傾斜をつける
  • 貯留設備として、ためます又は油分離装置を設ける必要がある
  • 自動車の乗り入れを容易にするため、砂利敷きとするのがよい
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正解 自動車の乗り入れを容易にするため、砂利敷きとするのがよい
解説
給油空地は、漏れた危険物が浸透しないようコンクリート等で舗装し、漏れた危険物や可燃性の蒸気が滞留せず、こぼれた危険物が空地の外部へ流出しないように適当な傾斜をつけ、かつ貯留設備としてためます又は油分離装置を設けなければなりません。

【試験の罠】砂利敷きでは漏れたガソリンが地中に浸透して土壌や地下水を汚染し、また可燃性蒸気が滞留する危険もあります。「浸透しない・滞留しない・流出しない」の3点セットで覚えると確実です。
問32-5

固定給油設備の給油ホースの全長に関する基準として、正しいものはどれか。

  • 懸垂式のものを除き、全長を3メートル以下としなければならない
  • 懸垂式のものを除き、全長を10メートル以下としなければならない
  • 懸垂式のものを除き、全長を5メートル以下としなければならない
  • 安全上の支障がなければ、全長に関する制限は設けられていない
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正解 懸垂式のものを除き、全長を5メートル以下としなければならない
解説
固定給油設備に接続する給油ホースの全長は、懸垂式のものを除き5メートル以下と定められています。ホースが長すぎると、給油空地の外や道路上にまでホースを引き出して給油してしまうおそれがあり、火災危険が周囲に及ぶためです。先端には静電気を有効に除去する装置を設けることも必要です。

【試験の罠】天井から吊り下げる懸垂式は、この全長制限の適用が除かれます。また灯油等を容器に詰め替える固定注油設備のホースも同じく5メートル以下です。数値を3メートルや10メートルとする選択肢に注意しましょう。
問42-5

給油取扱所に設ける専用タンク及び廃油タンク等に関する記述として、正しいものはどれか。

  • 専用タンクの容量は、10000リットル以下に制限されている
  • 廃油タンク等の容量は、10000リットル以下に制限されている
  • 専用タンク、廃油タンクとも容量の制限は設けられていない
  • 廃油タンク等の容量は、30000リットル以下に制限されている
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正解 廃油タンク等の容量は、10000リットル以下に制限されている
解説
給油取扱所には、給油又は詰替えのための危険物を貯蔵する専用タンクと、廃油等を貯蔵する廃油タンク等を地盤面下に埋没して設けることができます。専用タンクの容量に制限はありませんが、廃油タンク等については容量10000リットル以下という制限があります。

【試験の罠】制限があるのは廃油タンクの方だという点が逆に問われます。給油という本来の営業に使う専用タンクは無制限、副次的に生じる廃油は10000リットルまで、と理解すると覚えやすくなります。
問52-5

給油取扱所に設けることができる建築物の用途として、認められていないものはどれか。

  • 給油又は灯油等の詰替えのための作業場として用いるものとされる
  • 給油取扱所の業務を行うための事務所として用いるもの
  • 給油取扱所に出入りする者を対象とした店舗や飲食店
  • 給油取扱所の利用者に限らない一般客も利用できる小売店舗
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正解 給油取扱所の利用者に限らない一般客も利用できる小売店舗
解説
給油取扱所に設けることができる建築物の用途は限定列挙されており、給油や詰替えのための作業場、給油取扱所の業務を行うための事務所、給油取扱所に出入りする者を対象とした店舗・飲食店・展示場、所有者等が居住する住居などです。店舗や飲食店が認められるのは、あくまで「給油取扱所に出入りする者を対象とした」ものに限られ、給油等とは無関係に広く一般客を呼び込む小売店舗(ロードサイド型のコンビニ単独店舗のような形態)は認められません。

【試験の罠】「店舗なら何でも併設できる」と早合点しないでください。あくまで給油取扱所の利用者を対象にした付随的な店舗でなければならず、対象範囲の限定を見落とすと誤ります。
問62-5

給油取扱所の周囲に設ける塀又は壁に関する基準として、正しいものはどれか。

  • 高さ1メートル以上の、金網等による柵を設けることとされている
  • 四方すべてを、高さ3メートル以上の鉄筋コンクリート壁で囲む
  • 隣地との境界に、高さ1.5メートル以上の生垣を設ければよい
  • 自動車等の出入口を除き、高さ2メートル以上の塀又は壁を設ける
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正解 自動車等の出入口を除き、高さ2メートル以上の塀又は壁を設ける
解説
給油取扱所の周囲には、自動車等が出入りする側を除き、火災による被害の拡大を防止するため、高さ2メートル以上の塀又は壁であって、耐火構造のもの又は不燃材料で造られたものを設けなければなりません。隣接建物への延焼や、周囲への可燃性蒸気の拡散を防ぐ趣旨です。

【試験の罠】金網の柵や生垣では、延焼防止という目的を果たせないため認められません。高さは2メートルであり、四方すべてを囲むのではなく自動車が出入りする側は除かれる点も要点です。
問72-5

給油取扱所における保安距離及び保有空地に関する記述として、正しいものはどれか。

  • 保安距離、保有空地のいずれも必要とされていない
  • 保安距離のみが必要とされ、保有空地は必要とされていない
  • 保有空地のみが必要とされ、保安距離は必要とされていない
  • 保安距離、保有空地のいずれも必要とされている
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正解 保安距離、保有空地のいずれも必要とされていない
解説
保安距離が必要なのは製造所、屋内貯蔵所、屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、一般取扱所の5施設です。給油取扱所は市街地の道路沿いに立地することが前提の施設であり、保安距離も保有空地も要求されません。その代わりに給油空地の確保や塀・壁の設置といった、給油取扱所独自の基準で安全を確保しています。

【試験の罠】給油空地という言葉があるため、保有空地が必要だと勘違いしやすい論点です。給油空地は自動車の給油作業のための空地であり、延焼防止のための保有空地とは目的も法的位置付けも異なります。
問82-5

顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所(セルフ型)の基準に関する記述として、正しいものはどれか。

  • 顧客用固定給油設備は、顧客が自由に操作できるよう常時通電しておく
  • 無人での営業が認められており、従業者の常駐は義務付けられていない
  • 従業者が制御卓で監視し、給油の開始と停止を制御できる必要がある
  • 顧客用の設備であることを示す表示は、特に義務付けられていない
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正解 従業者が制御卓で監視し、給油の開始と停止を制御できる必要がある
解説
顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所には制御卓(コントロールブース)を設け、従業者が顧客の給油作業等を直視等により適切に監視できる構造としなければなりません。従業者は、顧客の給油作業が開始できるよう必要な指示を与えたうえで制御を行い、危険な状況が生じた場合には直ちに給油を停止できることが求められます。

【試験の罠】セルフといっても完全な無人営業ではありません。危険物取扱者の資格を持つ従業者が常駐し監視することが前提です。また顧客用固定給油設備である旨の表示も必要です。
問92-5

移動タンク貯蔵所から給油取扱所の専用タンクに危険物を注入するときの措置として、正しいものはどれか。

  • 注入作業の効率を上げるため、給油業務と並行して行うのが望ましい
  • 自動車等を注入口に近づけさせないで、固定給油設備の使用を中止する
  • 給油中の自動車があっても、注入口が離れていれば作業を継続できる
  • 顧客の待ち時間を減らすため、営業時間中に限り実施することとされる
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正解 自動車等を注入口に近づけさせないで、固定給油設備の使用を中止する
解説
危険物の規制に関する政令第27条により、移動貯蔵タンクから専用タンクに危険物を注入するときは、当該専用タンクに接続する固定給油設備の使用を中止するとともに、自動車等をタンクの注入口に近づけてはならないと定められています。注入中は大量の可燃性蒸気が発生するため、自動車のエンジンや静電気が火源となる危険が高まるからです。

【試験の罠】「効率のため並行して行う」「離れていれば継続できる」といった、実務的に見えて危険な選択肢が誤りです。注入作業と給油作業は同時に行わないというのが法令の考え方です。
問102-5

給油取扱所における固定給油設備の設置位置に関する記述として、正しいものはどれか。

  • 敷地境界線に接して設置することが、火災予防上望ましいとされる
  • 道路境界線や敷地境界線から、一定の間隔を保つ必要がある
  • 設置位置に関する基準はなく、任意の位置に設置してよいとされる
  • 建築物の壁に接するよう設置することが義務付けられている
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正解 道路境界線や敷地境界線から、一定の間隔を保つ必要がある
解説
固定給油設備は、道路境界線から給油ホースの長さの区分に応じた距離以上、敷地境界線からは2メートル以上、給油取扱所の建築物の壁からは2メートル以上(開口部のない壁の場合は1メートル以上)の間隔を保って設置しなければなりません。給油中にこぼれた危険物や蒸気が、道路や隣地、建物内部に及ぶことを防ぐ趣旨です。

【試験の罠】「基準がない」「壁に接して設置する」という選択肢は明確な誤りです。細かい数値まで問われることは多くありませんが、境界線や建物から距離を取るという原則は確実に押さえましょう。
危険物乙4の問題を続けて解く(全400問) 危険物に関する法令②の一問一答

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